No.186 ベトナム首相に環境保全を説く

公害は未然防止が最も大切
   

 国連公認のNGO団体で私が副会長を務めている「地球環境行動会議」(略称GEA)の派遣で超党派の国会議員団の団長とし7月下旬、マレーシアとベトナムの環境行政を視察、両国の環境大臣にお会いしました。

公害克服体験を語る
 ベトナムではファン・バン・カイ首相とも会談しました。途上国では経済発展や開発が優先され、環境保全の面はややもすれば軽視されがちです。私はわが国の60年代の後手に回った公害行政の苦い経験をカイ首相に説明しました。
 公害はいったん発生するとその対策に膨大な費用と時間がかかります。ですから未然に対策を講じることが最も大切です。私は北九州市の洞海湾の水質汚染、一帯の大気汚染の例をあげ、地域が官民一体となっていかにこれを克服したかを詳しく説明し、途上国も早期に公害防止対策を講じ、循環型社会を形成する必要性を強調しました。

環境保全技術の協力を約束
 リユース(再利用)のモデルとしていつも私が締めている「ペットボトルが原料のネクタイ」をプレゼントしました。
 カイ首相は「ベトナムも環境政策を考えなければならない時代が来ています。日本の進んだ環境保全の経験と公害防止技術の協力をお願いしたい」と述べ、私もこれを約束、帰国後小泉純一郎首相に報告いたしました。
 温暖化防止や大気・水質保全政策はいまや世界が協力して進めなければなりません。

もみがら発電所を視察
 ベトナムではハノイ近くのロングアン省という米どころで「もみがら火力発電所」を視察しました。年間250万トンも出る廃棄物のもみがらを燃料に発電する実験施設です。農業廃棄物をリユースするローカル色豊かな環境に優しい施設を興味深く見学しました。

 

 

写真は、(上)環境問題を語り合うファン・バン・カイ・ベトナム首相と自見代議士(7月24日、ハノイで)。(下)ベトナム・ロングアン省のもみがら火力発電所を視察する自見代議士(7月23日)

prevupnext

copyright(C)2000 Jimi Shozaburo Office.