
通常国会閉幕後、8月はじめから中旬にかけて中国、韓国、香港を歴訪し、各国の最高首脳と親しく会談しました。特に中国、香港のSARS(新型肺炎)との戦いとその克服の経過に強い感動を受けました。
SARS克服で自信
北京では、胡錦濤・中国国家主席にお会いしました。3度目の会見でしたが、12億国民の指導者らしい威厳に満ち、SARSをいかに科学技術を駆使し、国民の団結で乗り切ったかを熱っぽく話されました。昨年スタートしたばかりの胡錦濤・温家宝体制にとって最大の危機だったSARS禍を見事に克服した自信さえも感じられました。
香港では記念行事も
香港でも、最高指導者の菫建華・特別行政府行政長官と会談、30分の予定を大幅に超え、1時間も語り合いました。
3月以来1755人の患者、うち299人が死亡した香港地域での大流行と、大きな経済的打撃を克服した努力を、政治家としてまた医師として、じっくり聞きました。
全世界から4千人を招いて開かれた、SARS克服の記念行事にも出席しましたが、実に感動的な催しでした。
「無病息災」に込められた民衆の願い
日本の神社には必ず「天下泰平」「五穀豊穣」と並んで「無病息災」を祈る碑(いしぶみ)があります。「共同体が病気と戦い、民衆が元気で暮らせるよう」古代からの祈りです。国家は「病気」を予防して国民を健康に暮らさせなければなりません。現代で言えば、医療、福祉、年金、介護の諸制度を充実して、国民を安心して生活でき、老後を送れ、長生きできるようにする責任を示したもの、といえましょう。
「無病息災」こそ政治の原点であることを痛感した東アジアの旅でした。
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