No.155  NGOの重要性を訴える
 
 11月下旬、カンボジアのプノンペンであった「持続可能な開発に関するアジア太平洋円卓会議」に出席しました。2002年、南アフリカのヨハネスブルグで開く「地球環境サミット」の予備会議で、約50の国や国際機関と約150のNGO(非政府組織)の合同会議です。
 
 「環境サミット」は1992年のリオデジャネイロの会議以来10年ぶりの世界規模の環境会議で、今回のプノンペン会議は、「東アジア・太平洋地域準備会合」と「中央・南アジア地域準備会合」に続いて開いたもので、2つの準備会合の議長、主なNGO団体の代表者、政府関係者らが出席しました。
 
 国連承認のGEA
 私はNGO団体である地球環境行動会議(GEA、会長、平岩外四・経団連名誉会長)の委員(メンバー)で、10月に同会議が東京で開催した「地球環境警鐘会議」において主要メンバーを務めました。
 GEAはリオ・サミットに際し、新たな資金メカニズムの検討を精力的に行った竹下元総理が設立したNGOで、メンバーは超党派の国会議員、財界指導者、著名な学者で、国内でも最も大きな政治的影響力を持つ団体です。今回のGEAの出席は国連の承認によるものです。
 
 NGOの多様な活動
 今回GEAを代表して出席した私は、「警鐘会議」においてGEAがまとめた「提言」を報告しました。
 報告で私は「NGOは、地域に密着した草の根レベルの活動から、一国の利益を離れて、いわば地球益の観点に立った活動まで、多様な活動を展開しており、重要な役割を果たしている。このNGOの自立性を高めるため、税制措置による財政基盤強化や、経験交換の場を設定する、などの支援が必要」と訴えました。
 
 さらに、開発途上国のNGO支援、紹介、情報交換のため「ヴァーチャル・グローブ」といウェブサイトを約20億円の国費をかけ、インターネット上に立ち上げる計画を紹介しました。
 これは[1] 環境に関する情報センター機能と、環境NGOの情報交換
フォーラム機能の提供
 [2] 途上国NGOのための国際的なNGOの連帯支援
 [3] NGOの国際機関からのリアルタイムの情報を世界の政策決定者に提供する
 などの役割を果たします。
 
 活気に満ちた議論を展開
 会議には48カ国の環境担当大臣ほか約400人のNGO活動家が参加し、政府代表とNGO活動家の発言が続き、議論が大いに盛り上がりました。アジアの広大さを実感させる多様な論議が展開され、「環境の世紀」の幕開けにふさわしいエネルギーに満ちた会議でした。
 今後の環境保全活動はNGOの活動がいっそう重要になります。
 
(写真は、プノンペンのホテルで開かれた「円卓会議」に出席、会場で議長席の前に立つ自見庄三郎代議士)
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