平成9年07月

102.香港返還

英国の統治が155年続いた香港が中国に返還される歴史的な瞬間を見届けてきました。 私は日本香港友好議員連盟の事務局長をしていることから英国、中国、香港政府の連名 で招待を受けたわけです。  まず6月30日午後6時45分から海に面 した東タマール(海軍基地後)の野外特設 会場で一万 人が参加して開かれた英国側のお別 れ式に出席しました。英国のチャールズ皇太子が 「英国は香港にさよならはいわない。英国は香港の歴史の一部であり、香港は英国の歴 史の一部である」というエリザベス女王のメッセージを、激しい雷雨に打たれながら代 読したのは感動的でした。  返還式は午後11時半からコンヴェンション・センターで行われました。中国の江 沢民国家主席、李鵬首相、黛建華初代香港特別 行政区長官、チャールズ皇太子、ブレア 英国首相、バッテン前香港総督など40ヵ国の代表役四千人が見守るうちに英国国旗、 香港旗が降ろされ、代わって中国国旗、香港特別 行政区旗が掲揚されました。  チャールズ皇太子のあいさつには、拍手が少なく、江主席の「香港繁栄のため一国二 制度と高度な自治の政策は変えない」とする宣言には拍手がなりやまず、去るものと来 るものとの違いがあざやかでした。  世紀のイベントに参加し、歴史が動いた一瞬を体験できたのは大変貴重で光栄でした。

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