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平成9年04月
99.臓器移植法
臓器移植法案(中山案)が4月24日衆議院で圧倒的多数で可決されました。共産党
を除き党議拘束しない戦後例のない採決方法でした。参議院での審議がありますが、提
案者の一人として一息つきました。
私がこの問題に公式に関係したのは昭和63年3月、自民党政調会内にできた「脳死
・生命倫理及び臓器移植問題に関する調査会」(会長 中山太郎元外相)の事務局長に
なってからで、その活動の中から超党派の「生命倫理研究議員連盟」が生まれ、議員立
法で「臨時脳死及び臓器移植調査会」(脳死臨調)が設置されました。
平成4年1月脳死臨調から、脳死からの臓器移植を認める答申が出され、その2年後
に脳死が人の死であることを前提に臓器の摘出を認める法案(中山案)を同議員連盟が
中心となって国会に提出しました。
私は政治家として医師として人間として「脳死を人の死とする」ことに悩みましたが、
国内で臓器移植を待っている人、移植ができず亡くなった人がいること、海外では臓器
移植が行われ、法律がなければわが国の移植医は犯罪者になる恐れがあることなどから
思い切って決断、法案の提案者にもなりました。
臓器移植には「ドナー(臓器提供者)本人の生前の書面
による意思確認が必要」とド ナーの意思を十分尊重します。ご理解いただきたいと思いました。 |