平成7年9月
80.渡辺元副総理・外相急逝
私が政治の師として政治の父として敬愛してきました渡辺美智雄元副総理・外相が九月十五日急逝されました。通夜でおだやかな死顔に接しましたが、渡辺先生との思い出が胸に迫り、悲しみにじっと耐えました。
私は五十八年の初当選以前から渡辺先生に師事、初当選で直系の”弟子第一号”になりました。それだけに身内同然にかわいがっていただきました。東京の議員宿舎が同じところだったので、いつも夜半宿舎におじゃましては渡辺先生の歯に衣着せない話を聞き、笑いの中に貴重な薫陶をうけました。
九二年五月病気で倒れられた時、まっ先に私が呼ばれ、東京女子医大付属病院にかつぎ込みました。その後元気を回復、一度は総理大臣になってもらえるとかたく信じていました。情に厚く、信念に頑固で、行動力もありながら二度自民党総裁選に立侯補していずれも日の目をみることができませんでした。ご本人もさぞ無念だったと思いますが、私も誠に残念です。
北九州にはよく応援に来ていただきました。ことし七月の参議院選挙は病をおしてのことでした。ミッチーファンは多かったと思います。
渡辺先生は「お世辞家と政治家は違う」と、本音の政治家を自負しておられました。私も遺志を継いで本音の政治家を志しご恩に報いたいと考えています。 改めてご冥福をお祈りします。 |