平成7年6月

77.悲願はがん征圧

がんは人類の最大かつ最強の敵です。私は五十八年の初当選以来、医者出身の国会議員としての使命感からがん征圧を重要な政治課題とし、結成時から事務局長をしているがん征圧議員連盟を中心に活動してきました。
 同連盟は昨年、二代目会長に中曽根康弘元首相を迎え、がん征圧に新たな展望を開く新たな活動を始めました。
 中曽根元首相は初当選したばかりの一年生議員の私に「君は医学出身で専門知識を持った得難い政治的な戦力だ」と身に余る励ましの言葉を掛けてくれ、五十八年から始まった「対がん十ヵ年総合戦略」の策定に実質的に参画させてもらいました。
 がんはわが国の死因の第一位で、四人に一人はがんによる死亡です。しかし、治療、研究は富士山でいえば八合目で、まだ困難な道のりが待っています。  私がいま注目し、期待しているのが重粒子線を使ったがん治療です。
 すでに三百二十六億円をかけ世界で初めての装置が放射線医学総合研究所(千葉市)にでき稼働しています。同議員連盟の強い働きかけで本年度予算に特別枠として約二十億円で重粒子線高度治療推進センターの建設が決定、内外の医療関係者を結集して重粒子線を使ったがん治療を総合的に推進します。
 こんごとも治療、研究支援事業の充実を図り、二十一世紀にがん征圧、それが私の悲願です。


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