平成6年8月
68.開発ラッシュの上海
山崎拓・元建設相ら国会議員八人と八月十日から三日間、中国の上海市を視察して来ました。中国は、最高実力者・鄭小平が社会主義市場を打ち出し、沿岸地域を優先した急速な開発を進めています。
上海市も開発拠点都市の一つで大連、天津、青島などとともに経済開発区に指定され、猛烈な開発ブームでした。
特に黄浦江をへだてた浦東地区の開発は目を見張るものがあり、五十階建てぐらいのビルが建設中のものを含め林立しているのは壮観でした。
私は文化大革命末期の昭和四十七年、上海を訪れたことがあり、あまりの街の変容ぶりにわが目を疑ったほどでした。
この時は、私は九大医学部の大学院生でしたが、福岡市日中友好青年の船に参加した四百五十人の高校生の健康管理役として当時の進藤一馬市長に同行したのです。そのころ、上海市は戦前の古ぼけた建物ばかりで、沿道で歓迎してくれた七十万入の市民はみんな人民服でした。
こんどの上海訪問で、陳良宇上海市共産党副書記と懇談しました。上海市は経済成長率が一四%、なかでも浦東地区は四〇%、市内二万個所で建設工事が行われていると聞き、度肝を抜かれました。
開発のエネルギーに圧倒されましたが、わが国の経済も、それをしのぐ活力をよび込まねばならないと痛感しました。 |