平成6年6月
66.政権政党に復帰
自民、社会、新党さきがけによる連立内閣が六月三十日でき自民党は一年ぶりに政権政党に復帰しました。
五五年体制の下で対立してきた社会党と手を組んだことでご批判があります。確かにいままでの政治の常識からは考えられないことでしょうが、それほど時代は変化していることをご理解いただきたいのです。
世界的にも、米ソの冷戦構造が崩壊し、予想もされなかったイスラエルとPLO(パレスチナ解放機構)が和解するなど理念による対立がなくなっている時代です。
こうした世界の潮流の中で生まれた連立の枠組みであり、まさに五五年体制の終わりを告げるものといっていいでしょう。
保・保連合で新生党と組むという話もありましたが、強権的独裁的な政治手法を取る新生党を受け入れることは民主政治を自ら放棄することになります。 この一年間で三度も内閣が変わる異常な状態でした。政治が安定するわけがありません。国民の四割の支持を受け、第一党の自民党が政治をリードすることが民意の反映で、政治の安定にもつながります。
自民党の体質は変わってきています。私が事務局長の「刷新の会」を中心に「リフォーム、オープン、クリーン」の党にし社会党もさらに変わってもらわねばなりません。それを現実の政治で明確にしていきます。 |