平成5年5月

54.豪州、ニュージーランドへ

宮沢喜一首相に同行して四月二十九日から五月二日まで豪州とニュージーランドを訪問してきました。
 豪州は石炭、鉄鉱石、ニュージーランドは食肉、酪農品などを中心に日本を輸出の得意先とし、黒字貿易でもあることから非常に友好的な歓迎でした。
 キーティング・豪首相、ボルジャー・ニュージーランド首相ともお会いしました。
 両国とも、かつては英国の支配下にありましたが、英国がECに加盟して以来、アジア・太平洋の国家として生きる考えが強くなり、それだけに経済的に日本に期待し、宮沢首相のこんごの訪問は七月の東京サミット(主要先進国首脳会議)に両国 の意向を反映させるためです。
 私は二年前、通産省の政務次官時代、日豪定期閣僚会議に通産大臣の代理として訪豪していたのでエバンス・外務大臣、当時のケリン・第一次産業エネルギー大臣(現国会議員)などと再会を喜び合いました。
 特にケリンさんは福岡領事館ができて来福の際、北九州までわざわざ私を訪ねてくれた仲で、それぞれの国内事情を語り合い、有益でした。
 驚いたのは両国の日本語学習熱がものすごいこと。日本を理解し、友好関係を深めようという意欲がうかがえました。
 両国とは自由で民主的な考えを持つ友人としてつき合っていかねばならないと痛感しました。


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