平成5年2月
52.がん制圧推進役
国の「対がん十ヵ年総合戦略」が来年度で終わりますが、厚生省は九四年度からポスト対がん十ヵ年総合戦略を実施したい意向で、その実現に向かって私も活動を開始しています。 私はもともと医師ですから、八三年衆議院選挙に立候補した際、がん制圧を公約の大きな柱にして初当選しました。 当選後間もなく、当時首相だった中曾根康弘先生に「君以外にない」といわれ、「がん制圧国会議員連盟」をつくり、事務局長になりました。そのポストはいまも変わっていませんが、この国会議員連盟の結成が「対がん十ヵ年総合戦略」につながっていったわけです。 これまでに千二十四億円をつぎ込み、基礎研究などを通じがん解明に成果がありました。特にがん遺伝子とがんとの関係解明で着実に前進しました。 この間に若い優秀な研究者が育ちました。目には見えませんが、将来大きな花を咲かせる貴重な財産です。 人類共通の敵であるがんを制圧するには、政策的、財政的にがん研究を支援する国会議員の役割が重要です。政権与党の衆議院議員で医師出身は中山太郎元外相と私しかおらず、それだけに二人でがん制圧の推進役を務める責任があります。 ポスト対がん総合戦略では私の提言でがん予防に関する研究も取り入れることになり、より強力な戦略内容になるでしょう。 |