平成2年12月

28.有害コミックで陳情

北九州市と京築・田川地方の子供を守る親の会のご婦人を中心に約四十人と一諸に、十二月六日子供に有害なポルノコミック本の追放について塩崎潤・総務庁長官に陳情しました。
 ご婦人たち持参のコミックを見て肝をつぶしました。どれもどぎついセックス描写で、顔が赤くなるほどでした。母親でもあるご婦人たちが立腹されるのももっともです。もっとも売れているコミックが年間六十万部も出版されているといいます。
 福岡県では青少年健全育成条例で有害図書と指定、ほかの県でも同じような動きがありますし、出版業界でも審査基準づくりに乗り出していますが、書店では成人向けと少年向けのコミック本が同じコーナーにあるなど規制が不徹底です。
 ご婦人たちは、同庁青少年対策本部長でもある塩崎長官らに「たんなる自主規制の呼びかけでなく子供を登場させた露骨なセックス描写のある出版物の出版、販売を一切禁止するよう法的規制をして欲しい」と陳情。
 塩崎長官らは「なおざりに出来ない問題であり、しかるべき対策を取りたい」と答え、「運動の輪を広げ、世論に訴えて下さい」と、逆に激励を受けました。いままで随分陳情に同行しましたが、政府から激励されたのは初めてのことでした。
 子供たちの将来を心配するご婦人たちの真剣な表情が強く心に残りました。


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