平成2年11月
27.中東貢献策で質問
臨時国会で活発な論議が行われた国連平和協力法案は残念ながら廃案になりました。論議の舞台は衆議院国連平和協力特別委員会でしたが、十一月五日同委員として質問に立ちました。 わが国が国際社会の中で責任を果たすためには、中東貢献策の一つとして医療活動が精力的に行われるべきだ、と思ったからです。 すでに日本から二次にわたり医療団を派遣していますが、派遣先のサウジアラビアでは、戦禍を恐れて医者が個人病院からごっそりやめたり、クシの歯が抜けるように医者が少なくなったりして病院としての機能を果たしていないところがかなりあり、しかも戦死傷者が出た場合を考えてベットを空けるなど臨戦ムードが高まっているということです。 そんな医療環境の中で、限られた、それも寄せ集めの民間の医療団で現地の要望に応えられる医療活動が出来るでしょうか。 貢献とは現地の窮状を十分補うことであり、それには組織的な医療を行える体制を持つ医療団の編成が望ましい、というのが私の考えでした。 私と同じ医者出身の中山太郎外務大臣も答弁で同じ考えであることがわかり、こんご研究するとの見解を得ていました。 廃案になったとはいえ、カネだけでなく人的な国際協力が必要という点で与野党の認識が一致したのは一歩前進でした。 |