平成2年8月

24.中南米見聞

衆議院キューバ親善訪問ならびに法制制度調査議員団の一員として七月二十三日から八月七日まで中南米諸国を視察して来ました。
 ぺルーでは、フジモリさんがわれわれのために大統領就任前のあわたたしい中で時間をさいてくれました。来日して七月三日東京でお会いして以来のことでしたが、福岡県出身のスサナ夫人に福岡県産の陶器を贈り、非常に喜んでもらいました。
 ペルーは年間インフレ率が二○○○%を突破、外貨準備は赤字、二人に一人は失業という経済崩壊状態にあります。しかも左翼ゲリラの活動が激化し、麻薬が国民の多くをむしばんでいます。国の立て直しは難問中の難問でしょう。
 社会主義国のキューバでは国賓待遇を受け、外務、貿易、文化相など政府の要人と会いました。カストロ首相に会えなかったのが残念でした。ここもペル−同様、国内経済の窮状は目をおおわんばかりで、国民が手をつないで貧乏しよう、といっているかのような共貧主義、それと独裁政治による恐怖主義が国中にまん延していました。
 中南米諸国は、日本の繁栄ぶりに感嘆と敬意の目を向け、援助の手が差し出されるのを待っているのがよくわかりました。期待には応えなければなりませんが、ザルから水がもれてしまうことにならないように、自助努力も必要でしょう。


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