平成2年5月

21.南西アジアを歴訪して

海部総理大臣に同行して四月二十八日から五月六日までインド、バングラデシュ、パキスタン、スリランカの南西アジア四附曹ニインドネシアを歴訪、お陰さまでいい勉強を致しました。
 南西アジア四附曹ヘ多民族、多宗教、多言語国家です。例えば、インドは七種族が住み、宗教はヒンズー教を筆頭にイスラム教、キリスト教、シーク教、仏教、ジャイナ教など多種多様言語も公用語はヒンディー語、準公用語が英語、これ以外に地方公用語が十四種類もあるといわれています。
 ほかの三附曹燗ッじような国家形態で、そのうえ、インドとパキスタンの間ではカシミールの帰属問題(カシミールの大部分はインド領だが、住民の八○%近いイスラム教徒はインドからの独立、もしくはパキスタンへの編入を求めている)がくすぶっていますし、スリランカでは仏教徒とヒンズー教徒が対立社会不安を抱えています。
 こんな状態ですから国家財政に占める軍事費の割合が高く、社会資本の充実、整備が遅れています。
 このため日本に対する期待が大きく、特に資金援助、技術援助を求める声が、どの国でも聞かれました。
 日本は経済だけでなく、政治でもリーダーシップをとり、これらの国にもっと光を当てなければならないことを身をもって知らされました。


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