平成2年4月
20.消えた五百億円減税
国会対策委員会副委員長をおおせつかって一阜氏A衆参両院の”ねじれ現象”を眼のあたりにして歯ぎしりする思いです。 その最たるものが地方税法の一部改正案をめぐる審議で、野党の削除要求で五百億円の減税がふっ飛んでしまいました。 削除を求めて来たのは飲食や宿泊にかかる特別地方消費税(旧料理飲食税)の免税点を飲食店で五千円から七千五百円に、旅館で一万円から一万五千円にそれぞれ引き上げるのと同消費税の二○%を市町村に新しく交付しようという措置です。 免税点の引き上げは五百億円の減税で、利用する国民にも料飲業界にも税負担の軽減になり、結構づくめの内容です。また、いままで特別地方消費税は県だけに交付されていたのですが、それを市町村にも配分、市町村には自主財源となり、願ってもないことです。 ところが、消費税反対の野党は、消費税と名のつくものは認めず、法案成立に責任がある自民党が譲歩、衆院は自民党多数で原案可決、参院では削除した野党共同修正案で可決、それをさらに衆院で自民党が賛成、というややこしい手順で三月三十日法案が成立しました。 野党は五百億円の減税をふいにしたわけでその責任は大きいでしょう。国民のための政治を求めるのなら野党ももっと大きな立場で政治的な判断をしてもらいたいと思いました。 |