平成元年11月
17.でっかい贈り物・油須原線
旧国鉄油須原線(豊前川崎−油須原間一○・三三五キロ)が沿線の川崎町、大任町、赤村、添田町の四町村に無償譲渡されることが決まり、十月七日国鉄清算事業団との間で調印式が行われました。資産にして約十億円の贈り物。地元と国とのパイプ役を五年間務めて来ましたから四町村の関係者と喜びをわかち合いたいと思います。
油須原線問題は初め、建設が残っている三%の区間の建設促進からスタート。その後国鉄の合理化計画で廃止路線となり、陳情も線路敷きの無償払い下げに変わりました。 田中六助先生が亡くなられたあと、国との陳情、折衝はすべて私を窓口にするということで多い時は二、三十人の地元陳情団と一諸に、また単独で押しに押しました。 運輸大臣はじめ運輸省内にある国鉄改革推進部の監理官のところにはしばしば足を運び、異動で変わると、また足繁く波状攻撃をかけ、監理官が顔を見ると「またですか。そんなにおいでにならなくても十分承知していますから」といわれるほどでした。 油須原線のように無償譲渡のケースは、北海道に二例あるだけです。跡地はサイクリング道路や公園などの計画があげられています。 産炭地の一角にゆとりの空間が出来、新しい町づくり、村おこしに一役買えて光栄です。 |