昭和63年7月
1.サミットに参加して
カナダで開かれた先進国首脳会議(トロント・サミット)に行って来ました。
トロントはオンタリオ湖畔にある近代的で美しい町。トロントはインデアン語で出会いの場所というそうで、サミットが開かれるには格好の町だったといえるでしょう。
こんどのサミットは、政治よりも経済問題が先行しましたが世界的に経済情勢がよいので各国に余裕がみられました。政治的には、中距離核戦力(INF)条約が米ソ間で締結され東西関係にゆるみが出ていることを実感しました。
私が中曾根前首相からとくに力を入れるようにいわれていました「ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム」も、サミットの経済宣言に盛り込まれました。このプログラムはすぐれた人間の身体的機能をノーベル賞クラスの学者を集めて解明する画期的な世界的研究体制です。フランスが反対するという話を聞いていましたが、それもなくてほっとしています。
各国首脳の中では、やはりレーガン米大統領のすごい迫力に圧倒されました。
日本政府から百人、日本の報道陣二千人が集まったサミットに参加して、身のひきしまる思いをするとともに、得難い国際体験をさせていただいたと感激しております。(国政レポートを始めました。月一回、その月の活動を報告いたします。) |